2012年2月21日火曜日

【ベビーハンモック作り】グリーンピア仮設住宅集会所にて





2月9日~11日、田老のグリーンピア三陸宮古の仮設住宅で体験活動をしました。

前回のワークショップは、小物用のミニハンモック作りでした。
今回は、実際に赤ちゃんを乗せられるサイズのベビーハンモック。
メッセージを書いたカードを添え、袋に包んでプレゼントしてもらううことで、
作り手としての喜びを感じられるようなプランで開催しました。

ワークショップ参加者は約10名で、みなさんがこれからも継続して作っていくことに好意的。
田老での継続的なハンモックづくりのプロジェクトについて説明をしました。
「今度赤ちゃんが生まれる親族にプレゼントしたい」
「少しでも生活の足しになれば」「とにかく作るのが楽しい」
というご意見をいただきました。

[ 活動の流れ ]

~ 9日木曜日 ~

1月の開催と同様に、仮設住宅の掲示板などにチラシを貼らせていただき、
同会場(テニスコート集会場)で開催しました。

初日、開始1時間が経っても、どなたもきません。
理由として「寒くて家から出たくない」「前回作って難しかったから」「人数制限があるから」

しばらく経って、地元のフリーペーパー「こころ通信」さんが飛び込みで取材をしてくれました。
どなたも参加者さんが見られなかったこともあり、
「こころ通信」さんにプロジェクトのことをじっくり語りました。
すると、協力してくれそうなキーマン(お寺の和尚さん)を教えてくださいました。

迷っていても何も進まないので、思い切ってバスに飛び乗り、
和尚さんのところに向かいました。
バスの運転手さんは1個前のバス停で降りそうになっていた僕たちに、
「お寺は次のバス停だから」と親切にご案内してくれました。

お寺につくなり、チャイムを鳴らすと、現れたのは女将さん、
田老の地域のことを少し話してくれました。
そこに、犬の散歩から帰ってきた和尚さんが現れました。

一目わたしたちを見るなり、和尚さんは相談にすぐに応じてくれました。
町で活動している人、地元新聞、どういう流れで進めたらいいかまで
事細かに教えてくださいました。
それだけではなく、なんと宮古市街地までご案内してくれました。

~ 10日金曜日 ~

前回の1月の体験会に参加してくださった方が、お友達を連れてお二人でのご参加。
そして昨日お会いした「立ち上がるぞ!宮古市田老(NPO田老)」の方、
集会場の管理している仮設住宅在住の方も参加してくれました。

~ 11日土曜日 ~

NPO田老の方が宣伝してくださったこともあり、
町と仮設住宅の両地域から、お友達同士が6名来てくださいました。

楽しい雰囲気で、「また作りたい」と言ってもらえたことだけではなく、
事業としての説明もできたことが何よりの収穫です。

次回は長期滞在して、製品が作れるようになるまで技術を伝えていくと同時に
みなさまにお届けする『ベビーハンモック』も作っていきます。


山本 忠道(ハンモックプロデューサー)
伊藤 万菜美(プロジェクトマネージャー兼ハンモック教育サポート役)