2012年4月24日火曜日

【イベント出展レポート】アースデイ東京2012

4月21日(土)・22日(日)に、アースデイ東京 2012に出展しました。
アースデイ東京は、「4月22日の地球の日(地球のことを考えて行動する日)」にあわせて、毎年東京の代々木公園で開催されています。

多数ある開催企画の中で、今年も赤ちゃん連れでも安心できる「ベビーアースデー」という取り組みが行われました。
私たちの「たろうベビーハンモック」も「ベビーアースデー」のHPでご紹介していただきました。 

たろうベビーハンモックのブースでは、実際の商品のご紹介、体験会や、子どもや大人まで座れるチェアハンモック体験コーナーを設け、お子様連れのご家族をお迎えしました。





両日共ブースの前にはベビーカーがたくさん駐車され、体験会では、ママ達同士でとても賑わいました。


ボランティアの方のご協力により、訪れた多くのママにたろうベビーハンモックの魅力をご紹介することが出来ました。
子どもや大人まで座れるチェアハンモック体験コーナーでは、子どもたちの間で長蛇の列ができ、道行く人々も笑顔でいっぱいになりました。

復興支援商品だから購入するわけではなく、実際に体験して、本当に良いもの、長く使えるものであるということでご予約してくださった方が多数いました。

今後、田老の町の方や田老の仮設住宅の方と一緒になり、コミュニティーの場として小屋を作ることを現在の目標とし、今後も活動を進めます。

イベントでも皆さまへお伝えした通り、現在、原糸の価格調整が最終段階であり、価格決定後の受注生産となります。
ご購入いただく方、そしてお使いいただく方へ、品質の向上、使い方の更なる提案、何より笑顔の輪が広がるために、丁寧に取り組んでいきたいと考えております。

応援してくださる皆様がいてこそ、意味のある前向きな事業へと発展していきます。
田老のハンモック職人、スタッフ一同、多くの皆さまに笑顔をお届けできる日を心より楽しみにしております。

初めてのイベントでの出展を無事に終え、ボランティアで参加してくださった方々、及びブースへ来て下さった方々へ、スタッフ一同、心より感謝しております。

今後のイベントとしては、来月以降に都内カフェにて体験会を企画しております。

facebookは、ご興味いただいた方や事業関係者、そして田老の生産者とご購入いただいた方々、お使いいただく方とのコミュニティーの場として活用していきたいと思っております。
ご登録の方は、ぜひ「いいね!」で繋がりましょう。
http://www.facebook.com/tarobabyhammock

伊藤 万菜美




2012年4月23日月曜日

長期滞在することでわかったこと

4月6日~19日の2週間長期滞在の報告をさせていただきます。

未だに毎日のように地震が続く現地では、
瓦礫は分別されて、建築木材は枯れて粉になっていました。

町では電信柱が立ち信号が復旧していました。

漁港では、養殖のわかめやめかぶが回復しつつあります。
海藻類の加工場が建設途中です。

住宅地は未だに更地の状態です。

そんな中、町中にボランティアを受け入れてくれる方と繋がり、
約10日間一緒に生活をさせていただきました。

当時の状況を知り、どう生き延びたか、これからどうしていけばいいのか、
町の人達の深刻な状況を教えてもらいました。

とにかく仕事がなく、できたとしても滞在できる場所がない。
それが復興を更に遅れさせていると仰っています。
昔の復興は瓦礫を集めてたった1年で小屋を町の人達総出で作り上げたらしいです。

震災前から町として独立しなくなってしまった状況が、
震災後に更に市役所に頼る形になってしまったのです。

「とにかく手を動かしていたい」
「何かをしていないと津波のことを思い出すから」

町に家が残って住んでいる方は目の前の状況をとにかく変えたい。
家がなくなり、仮設に住んでいる方は町に行くのを拒んでいます。
しかし、いつまでも仮設に住んでいられないとも仰っています。

どちらの方も「何かしないと」と考えています。

その何かをするためには、人が集まって話ができる場が必要です。

その場がとても楽しくやりがいのあるものであれば、
前向きになることを身を持って教えていただきました。

最初の1週間は津波の話を色々と聞かせていただきました。
ときに涙する人もいて、当事者でない僕もグッと来てしまうこともありました。

常に皆さんといるときは"前向きに"を心にずっと接してきました。
技術も進歩してもらいたくて、できるまで何度もやり直しさせました。
できなかったことができるようになったときに、一緒にハンモックを作っている皆さんが、
「よかったわねー!!!」とできるようになった方に声をかけて下さいました。

当たり前のことかもしれませんがそれがとても重要だと気づきました。

仮設の最終日ではある方に「津波があったから先生と会えたんだ」と前向きな言葉をいただきました。
町の最終日には、仮設の方がわざわざ町まで降りてきて、もっと作りたい意思を行動にしました。

離れ離れになってしまった町のコミュニティーが戻り、
また何かを町の人達が一体になって行動するためには、
まだまだ解決しなければいけないことがたくさんあります。

常に前向きに行動し続けることが、
どんな完璧な計画よりも大切なことだと感じました。

今後のことはまた改めてお伝え致します。

山本 忠道

HP 公開スタートです!

http://www.tarobabyhammock.com/

よろしくお願いしますm(_ _)m

2012年4月21日土曜日

4月6日〜19日 ベビーハンモック職人に向けて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


4月6日〜19日まで
山の方の仮設住宅の集会所と町の公民館にて
ベビーハンモックの職人になることを目標に
研修を致しました。

約30名集まり、9時〜16時までの間、
和気あいあいと楽しく取り組みました。
少しずつ網目を細かく丁寧に作れていきました。

人が集まって何かをすることが少なくなってきている中、
バラバラになってしまった町の人と仮設住宅の人との壁が
少しでも開かれたことが、何よりも実施してよかったことです。

今日、明日、地球のことを考える日に因んで開催される
アースデイ東京にベビーハンモックの体験会をメインに
出展します。

ぜひ、お時間のある方は、体験しに来てください

山本 忠道