失ったものがあまりにも多すぎました。
そして、まだまだ課題は残されています。
でも、震災をきっかけに生まれた希望もありました。
『たろうベビーハンモック』も、そのひとつです。
岩手県宮古市田老地区のお母さんたち7人がハンモック型のスリングを編んでいます。
震災から2年の節目に、「田老にメッセージを届けよう」という企画をしました。
これは、ベビーハンモックをお届けした方々に田老へのメッセージを募り、
それを作り手のお母さんたちに届けるというものです。
3月12日、田老の仮設集会場にお母さんたちが集まりました。
そこで、届いたたくさんのメッセージや写真をお渡ししました。
ご自分の作られたベビーハンモックをどんな方が使ってくれているのかを知ると、
作り手のお母さんたちの目がキラキラしました。
目で確認できる字や写真だと、現実味がぐんと増します。
ハンモックをお届けしたある赤ちゃんの誕生日が、
そのハンモックの作り手のお母さんの次男の誕生日と同じでした。
みんなで必然のような偶然に驚きました。
これまでに取材していただいた記事や、出展イベント報告も回し読みしました。
「この先何度も読んで、初心に帰りたいわ」とおっしゃっていました。
また、以下のコメントもいただきました。
「3回忌も終わって1人でどうしようって時に、やることがあって助かる」
「ハンモックは生きがい、生きる源」
「これから生きていく目標ができた」
震災直後、同じ地域でもそれぞれが置かれる状況は違っていました。
ですから、小さなちがいが嫉みやひがみになりました。
今は、津波を免れた区域と、山頂の仮設住宅の行き来が
ハンモックを通して行われています。
これをよろこぶ声が多くありました。
交流のたいせつさをお母さんたちは感じていました。
スタッフは、作り手のお母さんたちの気持ちがひとつになっていることを確信しました。
今は、津波を免れた区域と、山頂の仮設住宅の行き来が
ハンモックを通して行われています。
これをよろこぶ声が多くありました。
交流のたいせつさをお母さんたちは感じていました。
スタッフは、作り手のお母さんたちの気持ちがひとつになっていることを確信しました。
今後の目標を共有し、気持ちを新たにしました。
何度も何度もお母さんたちが口にしていたのは、
地元をサポートしてくださるみなさんへの感謝のことばでした。
「ありがとう」と「がんばっぺす」にあふれる時間でした。
これからもがんばっていきます。
みなさまの応援、どうぞよろしくお願いします。
メッセージを送ってくださった方々、本当にありがとうございました。
山本智子
仮設店舗「たろちゃんハウス」
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